医療機器導入のコスト削減と資金調達

医療機器導入は3つのポイントで複合的に判断する

医院の開業に向けては、施設や医療物品、人件費など様々なコストが想定されます。
開業後の数年は来院数の定着に苦慮する場合も多いので、開業時にはできる限りの
出費を抑えたいところです。
医療機器の調度は、開業予算でも大きな部分を占めますが、実は削減に工夫のできる
箇所でもあります。
その場合、導入機器の選択、資金調達、事務負担の3つのポイントのバランスを考慮して
導入を図ります。
業務にはかかせない機器類ですが、その機能の新旧やスペックの高さにより価格はかなり異なります。やみくもに新機能を満載した機器が本当に当院に必要なのか、十分に判断
したいところです。コスト削減を考えるあまり中古ばかりをそろえるのも考え物です。
新規開院のイメージを新鮮に保つためにも、患者さんの目にふれない場所で使用するもの
だけにしましょう。

資金調達と機器導入の形態

高額な医療機器の導入方法としては、大きくわけてリース・ローン・融資があります。
リースはいつも新しい機器に対応でき、損金扱いされますが、中途解約ができない上、
再契約時には再リース料金がかかります。
ローンは、支払い後は所有物となり、金利が固定で特別償却の対象になります。一方で
固定資産の管理対象となり、会計上の煩雑さがあります。
融資を受けると返済期間を長く設定することもでき、元金返済の据え置きや、
特別償却扱いなどの優遇もありますが、反面長期間の返済のうちに金利が変動する
場合も考えられます。また減価償却した後に借入が残っているということも。
このように資金調達に関しては、一長一短があります。
単なる支払面だけではなく、その後の税負担や会計処理などの事務負担も
この調達の方法により異なってきます。
機器自体の選択とあわせて、開業時の状況に適した、バランスの良い手段を考える
必要があるでしょう。